釧路へのかけ橋 |
『~在来線では屈指の過酷な走行条件を強いられる列車であるため ~(略)~ 最高速度130km/hの高速運転や山岳区間での連続勾配登坂、急曲線前後での加減速の繰り返しによるエンジンや変速機など動力機器への負荷に加え、下り勾配区間での連続制動やエゾシカなど野生動物が多く生息する区間での接近・衝突事故に伴う急制動の繰り返しにより、ブレーキや車輪など足回り機器へ掛かる負荷も高い。さらには冬期間の寒暖差の大きさ(酷寒の道央と比較的温暖な道東を結ぶほか、冬でも暖かいトンネル内と極寒の屋外との出入りにより車体に付着した水分が凍解結を繰り返す)~』
(ウィキペディア「おおぞら(列車)」から抜粋)
過酷な条件での運行に充分なメンテナンスが追いつかず、大きなトラブルに繋がったことで、あの事故以来「スーパーおおぞら」は列車本数を削減、最高速度を110km/hに抑えて運転されています。当初3時間40分前後だった札幌~釧路の所要時間は、現在4時間強を要してますが、高速バスと比べても1時間以上短く、特に冬場は、鉄道が札幌~釧路の重要な移動手段であることに変わりありません。
今でも「スーパーおおぞら」は、道内の長距離特急の稼ぎ頭だから、たいてい2~3両増結しているのを見かけますし、割安な北海道ネットきっぷの対象外となっているのは、それだけの実績があるからだと思うけれど、正直なところRきっぷ廃止は疑問、というか残念の一言ですね。
台風被害による運休から脱した「スーパーおおぞら」を応援する意味でも、近いうちに実際に乗車して、「スーパーおおぞら」の今、を体感したいと思っています。