スーパー北斗とスーパーホワイトアロー |
僕は人のバイオリズムとか結構信じる性質です。
バイオリズムって、簡単に言うと身体の調子とか気持ちの持ち方とかモノの考え方とかの波形が、周期的なパターンで変化するというアレですね。これが0より上に行けば活動期、下がれば休息期なんだそうです。それぞれ周期が異なるから滅多に重なることはないそうですが、稀に重なったとしたら中畑清さんじゃないけど「絶好調!」ってなるんでしょうね(笑)
昔は良かった、と感じることは誰にでもあります。昔を振り返ってばかりいては何も始まらないのだけど、良かった頃のイメージを思い描いてみることは大切なような気がします。
JR北海道を取り巻く大きな波形は、このあたりから休息期へと向かったのでしょうか。札幌~旭川を1時間20分で結んだ「スーパーホワイトアロー」はともかく、札幌~函館を最速2時間59分、「はくたか」や「スーパーひたち」などを抑え、当時の在来線特急最速(表定速度106.8km/h)を誇った「スーパー北斗」はスゴかった。それまで札幌~函館は4時間前後かかる感覚だったので“2時間台”という響きには衝撃を受けました。西村京太郎さんのトラベルミステリーで「札幌着23時25分」(1983年 角川書店)という小説があるのですが、当時の「北斗」は函館19時00分発で、実に4時間25分を要していたことが読み取れます。まだ食堂車が連結されていたのも、それだけ時間がかかる道中だったということの裏返しでもありますね。
「スーパーホワイトアロー」や「スーパー北斗」全盛期は、複数名で使える自由席往復割引乗車券(Sきっぷフォー)や、指定席往復割引乗車券(Rきっぷ)といった使い勝手のいい商品が看板列車をバックアップしました。
技術面でも営業面でも充実していた、冬こそJR!と利用者から全面的な信頼を得ていたJR北海道。この会社にだっていい時期(活動期)はあったんです。
昔は良かったと思うだけでは何も始まらないわけで、やがて訪れるだろう(訪れてほしい)活動期に花開かせるためにも、今はしっかりと種蒔きに精進してほしい。それがイチJR北海道ファンの切なる願いです。
(僕が休息期のドン底なので、いつもながら取りとめのない文章でスミマセン。)