目にすることはあっても、キッカケがないとなかなか乗る機会がない遊覧鉄道。思えば百合が原公園のリリートレインも、乗車となると久しぶりです。ということで、リリートレインの今を列車追跡してみました(鉄道ジャーナル風に 笑)。
改札口に掲げられた発車案内。平日は日中30分おきに運転されています。
券売機でキップを購入し、改札口を通って乗車するのは一般の鉄道と同じ。なお、リリートレインでは改札挟が今なお現役です。もちろんICカードは堂々の非対応。
先頭は油圧駆動式の機関車。バイオ燃料対応の三菱重工製機関(95PS)を搭載。
機関車・客車とも札幌交通機械で昭和61年製ですが、平成15年に大幅なリニューアル工事が施工されました。客車には銘板も取り付けられています。
駅を発車するとサイロ展望台に向かう小径と交差する踏切を通過。
意外かもしれないけど、北海道は8月がアジサイの見頃。この時期は線路脇に咲き揃った白いアジサイが見事です。
コースの中間にある臨時ホーム。1986年の「花と緑の博覧会」開催時は、世界の庭園駅として乗降できました。現在は冬季の車両保管庫として使用されているようです。
森を抜けて花壇のエリアに出ると車窓にはコスモスが。まだ8月に入ったばかりですが、この花を見ると秋の訪れを感じてしまいます。
夏休みのせいか園内は子供たちで賑やか。みんなリリートレインに手を振ってくれます。これが遊覧鉄道のイチバンの楽しさかもしれませんね。
1周15分ほどで出発した駅へ。客車は5両中、前の3両がオープンタイプで後ろ2両が窓付きタイプ。断然この季節だったらオープンタイプでしょう。
最後にリリートレインを後部から。線路の幅は1067mm。レールや枕木の一部は旧国鉄から譲り受けたものだそうです。