2023年 02月 20日
キハ183『北斗』車販で最後の一杯 |
3月17日ダイヤ改正で函館系統の特急からキハ183が撤退するのに伴い、キハ183を使用する特急列車におけるワゴンサービスこと車内販売は、事実上消滅します。このあたりの話は先日のブログでも書きましたが、百聞は一見に如かずという訳で、実際に乗ってきました。
車販から缶ビールでも買って呑み鉄できさえすればよく、苫小牧往復くらいが妥当かなということで乗車券類を調達。現在Sきっぷの設定はなくなりましたが、苫小牧であれば乗車券往復割引きっぷが使えます。
札幌を昼に出て、苫小牧である程度のインターバルが取れ、夕方に戻って来られる『北斗12号』と『北斗13号』の往復が最適ということで、日曜の昼前、いそいそと札幌駅に出かけてみたら・・・
窓口氏に詳細を尋ねてみると「『北斗3号』に不具合が生じまして遅れが出ています。そのため別の編成を仕立て『北斗12号』に当てるので発車時刻は通常通りです。」との説明を聞いて、ひとまず安心しました。この時は「別の編成?まさかスラントか?」などと暢気に考えていたんですが、フタを開けてみたら現実はそう甘くはなかった。
寒いホームで待てど暮らせど別編成とやらが来る気配はなく、そのうちアナウンスで『北斗3号』の編成がそのまま『北斗12号』として折り返すことが判明。おそらく窓口氏は、函館発車の時点で別編成を仕立てたのを札幌で仕立てるものと勘違いしたのでしょう。なぜ定刻発車とまで言いきったかは不明なんですが。これらから如何に現場が混乱していたかが判ります。
そういえば今並んでいる自由席の列の札は『北斗』ではなく『スーパー北斗』。そうこうしているうち、本来の発車時刻である12時15分を5分ほど過ぎて到着したのは・・・
結局『北斗12号』は定刻より16分ほど遅れて札幌を発車(車内清掃して10分弱で折り返したのは見事)、新札幌で先行する普通列車にトラブルがあって抑止が掛かり万事休すかと諦めかけたものの、キハ281ならではの胸のすくような走りのおかげで、苫小牧には30分遅れで到着。岩見沢行きは発車時刻を5分ほど過ぎていたのですが、ちゃんと接続をとってくれて有り難かったです。
そしてようやくこの瞬間が。苫小牧16時52分発『北斗13号』を3番線ホームで待ちます。
ダイヤ改正以降、ハイデッカーグリーン車は『オホーツク』で使用される予定ですが、残念ながら車販の乗務はありません。「食堂車と車販を愛する会」の会員としては寂しい限りだけど、引き続き車販が乗務する特急列車を利用した時は、「何か一品」買って応援したいと思います。
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by otokoyama1an
| 2023-02-20 22:00
| 呑み鉄
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